引っ越しの際に鍵を紛失したり、元入居者の侵入を防止したりするため、鍵交換がおこなわれます。
そこで今回、賃貸マンションやアパートに入居する際の鍵交換は義務なのかどうか、費用負担は誰がおこなうのかを解説！
ぜひ、賃貸物件への入居や住み替えを検討中の方は、この記事を参考にしてください。
賃貸物件に入居する際の鍵交換は毎回される？タイミングはいつ？
鍵交換は、不法侵入や盗難などを防止するためにおこなわれます。
その交換時期は退去時と入居時で、毎回おこなわれます。
昔は、毎回鍵交換をおこなう賃貸マンションやアパートは少なく、防犯性も低い傾向でした。
しかし近年、防犯意識が向上したことで鍵の交換をおこなう賃貸物件は、多い傾向にあります。
たとえば、元入居者が合鍵を作成している可能性があるため、退去後に不法侵入することも考えられます。
また、鍵交換は強制の物件とそうでない物件があります。
ただし、泥棒などの不法侵入があった場合、損害賠償請求をされるケースがあります。
その賃貸物件が、まるごと事故物件として扱われる可能性があるからです。
そのため、賃貸物件に引っ越す際や退去する際には、鍵の交換が必要と言えます。
賃貸物件に入居する際の鍵交換の費用負担は誰？
賃貸物件トラブルで多いと言われている鍵交換の費用負担は、借り手と貸し手のどちらが負担するのかが問題となります。
そこで、国土交通省ガイドラインでは原状回復をめぐるトラブルのルールを定めています。
鍵の交換は物件管理上の問題であるため、一般的には貸し手が費用を負担します。
また、入居時の鍵交換は強制ではないため、断れます。
ただし、入居を断られる可能性があります。
鍵の交換費用は、種類によって異なります。
●ロータリーディスクシリンダーの場合は、15,000円〜2万円
●ディンプルシリンダーは、25,000円～35,000円
●面付箱錠は、15,000円～3万円
●プッシュプル錠は、15,000円～8万円
●装飾錠は、35,000円～7万円
●引き戸は、25,000円
●カードキーは、35,000円～7万円
鍵を紛失などした場合、これらの費用は、基本的には自己負担となります。
まとめ
賃貸マンションやアパートの鍵交換は、近年不法侵入や空き巣が多くなっているため、必要性が高まっています。
鍵交換の費用を負担するのは、基本的に管理会社や大家さんですが、鍵を紛失などした場合は自己負担になります。
自己負担する場合、鍵の種類によって金額が異なりますので注意しましょう。
鍵を紛失などした場合に鍵交換する際は、管理会社や大家さんの許可が必要なので、すぐに問い合わせてください。
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